【その1】なぜ、親知らずは抜かなくてはならないの?
親知らずは、上下左右、歯の列のそれぞれ一番奥に生えます。
素直にまっすぐ生える方、横向きに生える方、歯ぐきや骨の中に埋まっている方など、あごと歯の大きさによって生え方は人それぞれですが、ほとんどの場合、歯として機能しておらず、問題を引き起こすことの方が多いのです。
一番奥に生えるためみがきにくく、親知らず自体が虫歯になりやすい。
    また、手前の歯との間も虫歯になりやすい。
みがきにくいことから親知らずの周囲には汚れがたまりやすく、
    歯周病や口臭の原因になる。
虫歯などで治療する場合、親知らずが一番奥であることや、歪んだ方向に生えていること
  などから、治療の器具が届きにくく、削る、詰める、かぶせるなどの治療が困難
生えてくる段階で手前の歯を押し、全体の歯並び・咬み合わせを崩す可能性がある。

逆に言えば、親知らずが4本ともまっすぐ生えきっていて、ハミガキも行き届いて、上下の歯がしっかり咬み合っていて、ちゃんと歯の列に納まっていて、他の歯とのバランスも良く、歯並びを崩す可能性のない親知らずは、抜かなくても良いといえます。
親知らずのレントゲン写真です。
上の2本はすでに出てきていますが、それぞれ外側を向いて生えています。
下の2本は頭が少し見えている程度です。それぞれ前の歯に向かって生えていますね。
これは特別な症例ではなく、ごく一般的な親知らずの状態です。