| Masaru Adachi Dental Office Thank you for coming to our office. |
−歯にまつわる身近な話題から、コラムを掲載しています− |
|
![]() |
|
| 「子供が寝ながら歯ぎしりするんです。大丈夫でしょうか? 歯がすり減ってしまうのではないでしょうか?」 お母様からこのようなご相談を受けます。実は、このような悩みを持つお母様は幸せ者で、今、この「歯ぎしり」ができない子供が増えているのです。 |
|
| 「歯ぎしり」とは、生えてきた歯が上下できちんとかみ合い、すり合わせができるように、身体が自然に調節する作業です。大人の歯ぎしりとは異なって子供の歯ぎしりは病的ではなく、正常な成長をしている証なのです。 乳歯は全部揃うと20本ですが、4歳頃〜永久歯が生え始める6歳頃の成長が著しい時期には、身体がぐっと大きくなるとともにあごも成長するため、歯と歯の間が開いてきます。これは正常で、上下の歯が今までどおりかみ合わなくなるのを「歯ぎしり」して自力で調整しているのです。 この行為をするためには、あごの力も必要です。つまり、歯ぎしりできる子はかむ力が確実に形成された、適切な成長過程をだどっていると評価できるのです。 逆に最近は、この歯ぎしりをしない子が増えています。このような子供の口は、乳歯が生え揃った時点で歯がすき間なくぴったりと並んでおり、歯ぎしりすることはありません。これは、今までの成長過程で口の機能をしっかり使わなかったために、あごの大きさとかむ力が備わらなかったのです。 子供にもしこの傾向があったら、まず食生活を見直しましょう。 例えば「間食」、どのようなものを選んでいますか? 「間食」=「おやつ」=「甘いもの」=「お菓子」という方程式ができ上がっていたら、これは即、見直しです。 間食は、「主食で摂取する栄養を補うもの」、おにぎりでもいいのです。 おにぎりはかたい食べ物ではありませんが、唾液と混ざらないと飲み込めず、そのためにあごを何度も動かします。これにより、あごに適度な刺激が与えられ、適切なあごの成長を促します。 また、食事の前にジュースや糖分を含んだものを与えていませんか? 空腹時に糖分を摂取すると、唾液中の血糖値が上昇、満腹中枢を刺激して食欲が減退し、結果、楽に食べられる料理しか選ばなくなります。めん類、カレーライス、ハンバーグ・・・これではあごが鍛えられませんね。 口とあごをしっかり使い、鍛えるということは、日々の食事の積み重ねによって得られるものなのです。きれいな歯並びで、虫歯や歯周病のない口になるためには、あごがしっかり成長することが大切です。 健康な大人に育てるためには、日々の食生活の見直しが必要かもしれません。 「歯ぎしりする子」・・・それは、健康に育っている証拠です。あなたの子育てへの歓声だったのです。 注)歯ぎしりは、かみ合わせの不調和を解消するための自己調節動作ですが、正常でない成長(歯列不正など)による場合もあります。判断は歯科医師に仰いでください。 2006年7月27日 歯科医師 足立 優 |
|
|
|
|
| Copyright (C) Masaru Adachi Dental Office. All Rights Reserved. | |